運動療法
運動は摂取したブドウ糖や脂肪を消費するだけでなく、インスリンの働きを高める効果も期待できます。
ただし、過度な運動や不適切なやり方で行うと、かえって糖尿病を悪化させたり、他の疾患を発症させることもありますので、医師の指示に従って適切に行うことが重要です。
日本糖尿病学会指導医・専門医である医師をはじめとして、糖尿病療養指導士・臨床検査技師・管理栄養士が在籍しチームを組み、それぞれの専門性を発揮することで、最適な医療を提供することを目指しています。
当院は、糖尿病やその合併症に関する検査機器の設置や臨床検査技師を配置することで、充実した検査体制を有しています。
当院の糖尿病診療は、「患者さん中心のオーダーメイド医療」を提供することをモットーとしています。 患者さんとの信頼関係を築き、一人ひとりの生活習慣や環境を知ることで、その方に最適な医療を提供したいと思っています。
血液中の糖分(ブドウ糖)の濃度=血糖値が高くなる病気です。
正常な人の血糖値は、食事前の空腹時で70~110mg/dlぐらいで、食事を摂ることで糖分が吸収されると血糖値も上がりますが、140mg/dlぐらいです。
通常は膵臓から分泌されるインスリンの作用により、ブドウ糖を分解し筋肉や脂肪に取り込むことで適正な血糖値を保っていますが、インスリンが何らかの原因で作用しない状態になることで糖尿病を引き起こします。
極端に高いと、命にも関わる危険な状態ですので、すぐに治療を受ける必要があります。
通常はすぐに症状が出ませんが、時間の経過とともに様々な病気を引き起こすため、放っておくと非常に怖い病気です。
健康診断等で、「HbA1c」という検査項目を目にしたことはありませんか?
HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)とは、採血した日より1~2ヶ月前ぐらいまでの血糖値の状況を示すものです。この値が高い場合は、随時血糖(採血した時点での状態)が低くても、1~2ヶ月の間は血糖値が高かったということになります。糖尿病の治療において重要な検査項目です。
血糖値を適正な値に保ち糖尿病にならないためには、日頃の生活習慣が重要です。血糖値が高くなりにくい食生活や日頃の運動によりインスリンの働きをよくすることも大事です。糖尿病になった後も同様で、生活習慣の改善に加え、患者さんの状態に合わせた適切な治療方法を組み合わせることで血糖値をコントロールします。
糖尿病は4つの種類に分類されますが、主なものとして、1型糖尿病と2型糖尿病が挙げられます。
高血糖の状態が続くと、次のような症状が現れることがあります。これらに思い当たる方は、ご遠慮なくご相談ください。
糖尿病の最も怖いところが、深刻な合併症です。糖尿病では、主に血管や神経がダメージを受けることで様々な器官に合併症が発生します。
糖尿病の治療には大きく分けて、以下の3つの療法があり、一人ひとりに最適な方法を組み合わせて計画を作成します。
日々の食生活改善は、糖尿病治療の基本です。
カロリーや糖質を制限するだけでなく、栄養バランスの取れた食事を摂ることが重要です。
医師による指導だけでなく、管理栄養士による栄養指導も行っています。
運動は摂取したブドウ糖や脂肪を消費するだけでなく、インスリンの働きを高める効果も期待できます。
ただし、過度な運動や不適切なやり方で行うと、かえって糖尿病を悪化させたり、他の疾患を発症させることもありますので、医師の指示に従って適切に行うことが重要です。
地域住民の皆様の健康増進や病気の予防などに貢献するために、セミナーなどのイベントを開催しています。
また、今後は糖尿病教室等を企画し、療養のサポートを行いたいと考えています。